しそ油 えごま油 亜麻仁油それぞれの効能の違いを比較!
オメガ3のオイルというとどんなオイルを思い浮かべますか?えごま油、しそ油、亜麻仁油。
でもそれぞれの効能の違いってなに?どれを食べても同じ効果があるの?
色んなオイルが出ているので何だかよく分からなくなってしまいますよね。
今回はこの3つのオイルの違いと効能について紹介します。
しそ油 えごま油 亜麻仁油は同じ油?
しそ油とえごま油はどちらも同じシソ科の種から抽出されたオイルですので全く同じものと考えていただいて大丈夫です。
えごまの葉を見たことがありますか?その葉の大きさはしその1.5倍くらいあり大きいですが、パッと見はしそと何ら変わりがありません。しかし食べてみると少し癖のある食べずらい葉なんです。
今でこそえごまの知名度も上がり皆さんすぐに「あ~、あの健康ににいいやつね」と思いますが、知名度が無かったときは【えごま】と言われてもピンとこない人が多く、その名前で販売しても手に取ってくれる人も少ないためその見た目から【しそ油】という名で販売したのがきっかけとされています。
では、しそ油と亜麻仁油の違いは何でしょうか?
亜麻仁油はアマ科の種から抽出されたオイルになりますのでしそ油、えごま油とは全く別物になります。
しそ油と亜麻仁油の効能の違いって何?
まずはどちらも共通して同じ効能を持つαリノレン酸の説明からします。
どちらもαリノレン酸を多く含みオメガ3オイルと呼ばれます。
αリノレン酸は体内でEPA(エイコサペンタエン酸)、DEA(ドコサヘキサエン酸)に変換され
- 中性脂肪
- 高血圧
- アレルギー
- 認知症
- うつ病
- 免疫力
- ダイエット
αリノレン酸の含有量(がんゆうりょう)はしそ油60%、亜麻仁油50%ですのでしそ油の方が多めに含まれています。
では、その他の成分ファイトケミカルの違いを見てみましょう。
しそ油には抗酸化作用の強いロズマリン酸、乳がんやアレルギーに効果のあるルテオリンと特にアレルギーの緩和に働きかけ、ビタミンEも含まれています。
ちなみにロズマリンさんとルテオリンのみの摂取でもいいのであればしそジュースなら癖が無く美味しく飲めるのでオススメです。ここでいうしそジュースはえごまではなく赤しそのジュースになります。こちらの効能についても後日更新しますね。
亜麻仁油のファイトケミカルにはピノレシノール、ラリシレシノール、セコイソラリシレシノールといった植物エストロゲンの一種のリグナンが含まれています。
これらは女性がかかる癌の予防に役立ち、女性ホルモンと似た働きをすることから更年期の症状や月経前症候群にも効果があります。その他にもβカロチンビタミンEも含みます。
どちらもオメガ3系のオイルなので同じように見えますが、しそ油はアレルギーの緩和、亜麻仁油は女性の病気の緩和と効能は違ってくるんです。あなたらなどっちを選びますか?
オメガ3オイルなら安心は間違い?危険性は?
オメガ3オイルを摂取しているから安心!というのはちょっと間違った考えです。
というのもαリノレン酸は非常にデリケートで熱や光に弱く酸化しやすいオイルになりますので、加熱料理不可、保存は冷蔵庫、開封してから1ヶ月で使い切らなければいけないと保存方法や使い方が少し面倒です。
しかしこれらを守らずに酸化してしまったオイルは体にいい有効成分は壊れ摂取しても意味がない上にトランス脂肪酸が発生してしまう可能性があるんです。
オイルには臨界温度が存在していますので、その温度を超えてしまうとトランス脂肪酸が発生してしまいます。
実は普段使っている油にも注意が必要です。揚げ物や炒め物に使う油は臨界温度が高めのココナッツオイル、オリーブオイル、米油がオススメです。
しそ油や亜麻仁油は加熱不可のオイルですので必ず生のまま摂取するようにしてください。
まとめ
しそ油とえごま油は同じシソ科の種子から抽出した同じオイル、亜麻仁油はアマ科の種子から抽出されたオイルでしそ油とは別のオイルになります。
それぞれαリノレン酸の量は豊富ですが、ファイトケミカルに違いがありますので自分の用途に合わせた使い方をしてください。
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