いちごアレルギーの症状って?治まるまでの期間はどのくらい?
真っ赤でキュートな見た目、甘酸っぱい爽やかな味で、たくさんの人から愛されるいちご!かくいう私も大好きな果物のひとつです。ビタミンCが多いのも嬉しいですよね!あと、ササッと洗えばすぐ食べられて手間がかからない。これ大事。
そんな人気者・いちごですが、実はいちごにもアレルギーがあるってご存知ですか?いったいどんな症状が出るのか、どんな人が反応しやすいのか。気になるいちごアレルギーについての色々を調べてみました。
いちごアレルギーの症状
いちごを食べたとき、口の周りに発疹が出たり、痒みを感じたりしたらそれは、いちごアレルギーかもしれません。他にも、喉がイガイガする、痒みを感じる、唇や舌、顔や目までもが腫れあがるなど、その症状は人によって様々。顔周りだけでなく、じんましんや下痢、腹痛、嘔吐など体中に影響を及ぼしたり、ひどい場合はアナフィラキシーショックや呼吸困難のなどの深刻な状態に陥ってしまうこともあります。本当か嘘か、世の中には食物アレルギーを好き嫌いの延長と考えている人もいるようですが、侮るなかれ、死に至ることもある非常に怖いものなのです!
バラ科の食物はアレルギーが多い?
いちごはバラ科に分類されるのですが、バラ科に属する食物は、比較的アレルギーを引き起こしやすいことが知られています。具体的には、ももやりんご、さくらんぼ、梨、ビワにアーモンド、そしていちご…などなど。中でも、ももとりんごは、商品パッケージに記載した方がよいとされる「アレルギー物質一覧」の27品目中に入っているんですね~!私は、ももも、りんごも、いちごも大好きなのに、知らなかったです。ちなみに、アレルギー物質一覧は下にまとめましたので、コレもなの!?と驚いてください。
~表示の義務があるもの(7品目)~
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生
~表示が推奨されているもの(20品目)~
あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、カシューナッツ、ごま
食物アレルギーと花粉症
食物アレルギーは実は、花粉症とも何らかの関係があるようなんです。PFS(花粉関連食物アレルギー症候群)といいまして、花粉症に合併することの多いアレルギー症状が存在するのです。
バラ科の食物アレルギーが多いとのことでしたが、シラカバ花粉症の人の中には、バラ科の食物にアレルギー反応を示す人が一定数いるらしいです。その原因は、シラカバ花粉症とバラ科の食物アレルギーのアレルゲンの構造がに似ていることにあるそうです。こういう、似たようなアレルゲンにも反応してしまうことを、「交差反応」と言うそうです。一つ賢くなりましたね!
具体的に何に反応するのかというと、シラカバ花粉症の人はもも、りんご、さくらんぼ、いちご、梨など。
他にも、ブタクサの花粉症の人はウリ科の食物であるメロンやスイカ、またバショウ科のバナナにも反応する人がいて、カモガヤ花粉症はメロン、スイカ、キウイアレルギーと関連があると言われています。
中でも果物アレルギーが多いのはシラカバ花粉症の人で、その約半数は何らかの口腔アレルギーを持っているのではないかと考えられているらしいですよ!
花粉症と言えばスギやヒノキが多いかと思うのですが…スギ、ヒノキに反応してしまう方は、トマトのアレルギーがあるかもしれないみたいですね。そしてそもそも、スギとヒノキは花粉の構造や成分が似ているので、スギ花粉症の人の実に70%がヒノキ花粉症でもあるんだとか!そこでもう交差反応が起きているんですね!どうりで私も、両方に反応するわけです。
いちごアレルギーは治る?
さて、途中から花粉症の話になってしまいましたが、肝心のいちごアレルギーは治るのでしょうか?結論から言うと、残念ながら完治するのは難しいようです。
一度アレルギーを発症してしまったら、その食物は避けるのが無難。つまり、いちごアレルギーの方はいちごを食べないことが一番なんですね。
いちごアレルギーになってしまった場合、他の果物にも反応してしまう方もいらっしゃるようなので、できれば病院で、自分が何のアレルギーを持っているのかを調べてもらうことをお勧めします。
最後に
いちごアレルギーは、口の周りの発疹から腹痛、はては呼吸困難まで、人によって様々な症状が予想されます。おかしいと思ったら、すぐに食べるのを止めて様子を見、ひどくなりそうなら病院へ。花粉症の人は口腔アレルギーを併発しやすいので、注意が必要かもしれません。残念ながら、今のところ治療法はないようです。