あさりの砂を食べると健康被害がある?完璧に砂抜きをするには?

あさりを食べて砂を噛み、楽しい食事の時間が台無しに…。なんてことにならないために、あさりの砂抜きはしっかりしたいものですね。

でも、あさりに入っていた砂、食べてしまっても健康被害はないのでしょうか?

上手な砂抜きの仕方とともにご紹介します。

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あさりの中に砂が入っている理由

そもそも、なぜあさりの中には砂が入っているのでしょう。

皆さん、潮干狩りには行かれたことがありますか?

私は小さいころよく連れて行ってもらいました。懐かしい。

あれって、砂の中から貝を掘り出しますよね?

そう、貝は砂の中で生活しているのです。

そんな貝が、海中に含まれるプランクトンなどを食べるために砂から出てきます。

そして食事が済むと、砂の中に潜っていきます。

その際ベロのようなものを出して、砂をかきながら進みます。

そのベロのようなものを出している所から、貝の中に砂が入り込んでしまうんですね!

そういうわけであさりを食べる時は、調理する前に砂抜きという工程が必要になります。

しっかり砂抜きをしておかないと、食べたときにジャリッ!というなんとも言えない不快感を感じる原因に…。

嫌ですよね~あの感覚。

無精者の私はホウレンソウでもやらかしますが、たかが小さな砂粒と言えど、口に入ると一気に気分がブルーになります。

あさりに入っている砂を食べると健康被害がある?

テンションが下がるのも問題ですが、あさりの中に入っていた砂って食べてしまっても大丈夫なのでしょうか?

色々調べてみましたが、ちょっと砂を食べたくらいで何か重大な健康被害がある、ということはまず無いようです。

まぁそんなに危険なら、あさりは食用になってないですよね、きっと…。

とは言え、食べちゃった後にお腹が痛くなってきたとか、吐き気がするとか、心配な症状が出てきた場合は、大事をとって病院に行かれた方がいいかもしれません。

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あさりの砂抜きの仕方のコツ

では、あさりを食べたときのジャリッ!を極力避けるために、あさりの砂抜きの仕方をご紹介しますよ!

あさりの砂抜きの仕方

材料:
あさり…150gほど
水………150ml
塩………小さじ1弱

①まずは、「海水と同じくらいの濃度の塩水」を作ります。
※目安は「水150ml:塩5g」程度。使う塩によって変わりますが、
だいたい小さじ1杯で5gくらいになります。
※使用する水は汲んでから数時間置き、カルキ抜きしておくと、なお良いです。

②バットに水と塩を入れて、しっかりと塩を溶かします。
塩が溶けたら、あさりが重ならないようにバットに広げてください。

③あさりの頭がちょっと出るくらいまで、塩水の量を調整します。
※水量があまり多すぎない方が、よく砂を吐いてくれるようです!

④上からそっと新聞紙を被せて、冷蔵庫に入れてください。冬は入れなくてもOKです。
※砂抜きの際は冷暗所に保存するのがいいですよ。
※新聞紙は光を遮って、あさりが吐き出した砂が飛び散るのも防ぎます。

⑤このまま一晩ほど放置しておいてください。
※スーパーで購入したものなら最低2~3時間でもいいです。
でも一晩置くとより安心なので、前日から仕込むことをオススメします。

上記の方法であさりがうまく砂を吐いてくれないときは、冷蔵庫の温度が低すぎるのかもしれません。

調理する少し前に庫内から出してあげるとうまくいくこともありますよ!

また、1日以上置いておきたいときは、塩水を一度取り替えてください。

そしてあさりを重ねると、上の貝が吐いた砂を下の貝が吸い込むことも!

できれば重ならないように、十分な大きさのあるバットで砂抜きするのがお勧めです。

以上、あさりの砂抜きのコツは、「海水程度の塩水」で、「冷暗所」で、「焦らず時間をかけて」行うことでした!

よろしければ参考にしてみてくださいね。

必見!砂抜き不要のあさり?

近年福岡市で実験が進んでいるのが、陸上の水槽でのあさりの養殖だそうで、「砂ゼロアサリ」という風に言われています。

水槽で育つから、砂を飲まないんですね。味も美味しいんだそうで、これから期待したい産業の一つです。

あさりを食べてジャリッ!なんてことが無くなる日も近いかも?

最後に

あさりの中の砂は、食べてしまっても基本的に心配いりません。

ただ、砂を噛んで嫌な思いをしないためには、しっかりと砂抜きすることが大切です。

「適切な塩水」「冷暗所」「焦らない」をポイントにしてくださいね!

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