クコの実の効能で美白効果が!摂取量や副作用の心配は?
クコの実(ゴジベリー)というと何となく料理の彩りをとる為にのっかっているイメージが強いですが、じつはあの小さな実にはとても美容に良い効果があると知っていましたか?
今回はそんなクコの実の効果や効能、1日に何粒くらい食べたらいいのか、副作用の心配は大丈夫なのかをまとめました。
クコの実とは
クコの実は食べたことがある人が多いのに案外に気がつかれにくい食材です。例えば杏仁豆腐や中華料理にちょっとだけ乗っていたり入っていたりするあの赤い実です。
そんな引き立て役のクコの実ですが、その歴史は非常に古く中国や東アジアでは3000年も昔から漢方薬などとして珍重されてきました。あまりにも元気になってしまうため、中国では旅に出る夫にはクコの実を食べさせてはいけないという言葉もあるそうです。
あの世界三大美女で知られる楊貴妃もクコの実を好んでいたとか。日本にクコの実がやって来たのは平安時代頃と言われ薬草園などで栽培されていたようです。伝説ではクコの実を栽培していた薬草園の主は100歳以上生きたということです。
薬草に詳しいと言われた徳川家康も食べていたそうです。古くから長寿や健康の妙薬としても知られていたのです。そんなクコの実の味はと言えば甘酸っぱい果実のような味がします。
しかしクセはある味なのでクコの実を好きになれないという人も中には存在しているようです。クコの実は別名をウルフベリー、コジベリーとも呼ばれています。
最近ではミランダ・カーやマドンナなど、ハリウッドで活躍する女性が愛好していることでも知られています。アサイーなどと共に栄養豊富なスーパーフルーツと呼ばれる食材でもあります。
クコの実の驚くべき効果
- 美容、アンチエイジング
- 女性の諸症状に嬉しい効能
- 免疫力アップで丈夫に
- ニキビ予防、美白効果
クコはおよそ100種類の栄養素が含まれていると言われる栄養満点の食べ物です。
その中でもカロテノイドβ(カロテン、リコピン、インゼアキサンチン、ルテイン)といった成分は抗酸化作用があることで知られ、老化をおくらせたり肌トラブル(シミ、シワ、たるみ)などになりにくくしてくれます。
また、他にもヒドロキシプロリンというコラーゲンの生成を促進してくれる成分や、チロシナーゼ酵素というメラニン色素を抑制する成分も含まれています。
このようにクコは美容に効果的なので、前記した楊貴妃のような貴人に好まれたのです。クコの実は非常に女性に嬉しい食材と言えるでしょう。
昔から女性を悩ませがちな症状と言えば冷え性やむくみ、貧血、めまい、月経前症候群(PMS)更年期諸症状などですが、クコの実はホルモンバランスを整える作用があると言われ、これらの症状にも効果を発揮すると言われています。
また、ルチンや、ヘスペリジンといった成分はビタミンPに分類されますが、これらは体の血行を良くし、冷え、肩こり、むくみ、めまい、貧血などにも効果が期待できます。
他にもβシトステロールという成分はホルモンバランスを整える効果があるとされ、PMS(月経前症候群)や更年期の諸症状を緩和する働きをすると言われています。
さらには目に良い成分であるゼアキサンチンや感染症予防、胃腸を整えるなどの効果もあります。
クコの実にはアミノ酸なども豊富に含まれ。血管、皮膚、粘膜を強くし、疲労回復、体質改善などの効能もあるとされています。
また、古くから精力剤や活力をつけるために使用されていたため、なんとなく心身共に元気がないという人にもおすすめです。
冬など風邪を引きやすい季節にもウィルスに対する免疫力をアップしてくれる効果も期待できます。クコの実を食べることで体調を崩しやすい人、虚弱体質の人なども元気になれるかもしれません。
他にも動脈硬化を予防したり、高血圧になることを防いだりする効果も報告されています。
クコの実は前記したように皮膚粘膜の生成を助けてくれるだけでなく、クコの実にはビタミン(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC)などがオレンジの100倍近くも含まれているということです。
顔や背中などにニキビができやすい方などにも予防、体質改善などの効果が期待できます。毛穴の開きなどが気になる方にもおすすめです。クコの実を摂取することは美肌を作り、肌質の改善に役立つでしょう。
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クコの実の食べ方、摂取量目安
クコの実の一日の摂取量目安は成人で約20gで10~20粒です。中華食材のお店などに行けば割合安価に購入することができます。
食べ方については多種多様で、中華料理店ではおなじみの杏仁豆腐などに添えたり、お粥の具(薬膳)お菓子やパンに練り込む、スムージーに混ぜる、ハチミツ漬けにする、クコ茶、クコ酒として飲むなど様々な方法があります。
他にもクコの実をふやかしてサラダの付け合せとして食べたり、ヨーグルトにジャムがわりに入れたりしても良いでしょう。
朝食のグラノーラなどに混ぜて食べると乳酸菌や食物繊維などが摂取できておすすめです。お味噌汁や炒め物に入れても毎日の習慣として簡単に取り入れることができるでしょう。
クコの実の副作用
クコの実はいろいろな効能があり嬉しい食材ですが、副作用もあるようです。副作用の例としてはクコアレルギーの人が食べると嘔吐や吐き気をもよおしたり、立ちくらみ、めまい、倦怠感などの症状があらわれます。
アナフィラスキーショックなどを起こす人もまれにいるようなので注意してください。体質的に元来、胃腸が弱い人、消化不良になりやすい人も体に合わないことがあるようです。
他に注意すべき症状としては、はっきりと医学的に証明されているわけではありませんが妊娠中、授乳中の人が食べると早産や月経促進、中絶薬の作用があるベタインという成分が含まれているためよくないと言われています。それ以外には低血圧の人、糖尿病の人もお医者さんと相談してから食べたほうがよいでしょう。
また、体に良い食材ではありますがそれほど低カロリーではありませんので食べ過ぎると肥満をまねくおそれがあります。
まとめ
いかがでしたか?杏仁豆腐などに乗っていても普段、意外と見落としてしまいがちなクコの実は素晴らしい効能、栄養をもっている食材なのです。もしも中華料理の食材などを見る機会があれば探してみるとよいでしょう。