タケノコのえぐみが酷い!取る方法を教えて!
春に食べたい美味しいタケノコ料理!でもタケノコって、うまく調理しないとえぐみが気になって食べれない!なんてこともありますよね。
タケノコを調理するのってけっこう手間もかかりますし、できるだけ美味しくいただきたい!
そのためにも、えぐみを上手く取る方法や、えぐみが残ってしまった場合の対処法をご紹介します。
タケノコのえぐみを取る方法
そもそもタケノコは、土から出て陽に長く当たるほど、えぐみが強くなります。
なので、選ぶ時点で新鮮な物を見極めることが大切なんですね!
ポイントとしては、まずは穂先を見ること!
穂先が緑色になっているものは、土から顔を出してしばらくしてから収穫された証拠なので、えぐみが強い可能性があります。
なるべく緑に変色していないものを選びたいですね!
根元にイボイボがあまり見られない物や、赤い斑点がない物も新鮮な証拠ですので、じっくり観察してみてください。
さあ、えぐみの少ない新鮮なタケノコが手に入ったら、次は下処理です。硬い皮を2、3枚剥いてください。この時、皮を剥きすぎてはダメです!
タケノコの風味が詰まっているので、どんどん剥きたくなっても2、3枚にしておいてくださいね。
穂先の部分は斜めにカットして、縦に切り込みを入れることで、アクが出やすくなりますよ!
いよいよタケノコを茹でるのですが、この時に活躍するのが「米ぬか」です。
タケノコのえぐみの原因は「シュウ酸」という成分なのですが、米ぬかに含まれるカルシウムがシュウ酸に作用することでえぐみを中和してくれるのです。
若竹煮など、ワカメと一緒に調理することが多いのも、ワカメのカルシウムによってえぐみが中和されるのを狙ってのことなんですね~。理にかなってる!
他にも米ぬかには、タケノコを柔らかくする効果や、タケノコの旨みを引き出す効果もあるんですよ!
さらに、タケノコから出たアクを吸い取り、お米の甘みをプラスすることでさらに美味しく茹で上がるんです。
タケノコと米ぬかは相性ばっちりなんですね~。
米ぬかなんか無いわ!という方もご安心あれ。米のとぎ汁でも代用できますよ!
ちなみに、めちゃくちゃ新鮮で小ぶりなタケノコならえぐみがほとんど無いので、米ぬかやとぎ汁を入れなくても大丈夫なんですって!
まぁ、そんなタケノコが手に入ることは稀かもしれませんが…。
えぐみが残ってしまったタケノコを美味しく食べる方法
ちゃんと下処理したのに、えぐみが残ってしまった…。
そんな時もあきらめないでください!
まだなんとかする方法はありますよ!
- 水にさらす
- 再度茹でなおす
- タケノコのムニエルにする
ちょっとえぐみが残ったなぐらいの時は、タケノコ全体が浸かるようにして、2時間程度水にさらしてみてください。
ちょっと面倒ですが、15分ごとに水を交換するのがポイントです。
タケノコを小分けにして、もう一度茹でてみてください。
たいていはこの方法でなんとかなります。
ただ、茹ですぎるとタケノコの風味が抜けてしまうので、そこだけ注意してくださいね。
タケノコに小麦粉をまぶして、バターで焼いちゃいましょう!
バターを使うことで、えぐみを独特の風味に変えることができるそうです。
これでえぐみも気にならず、かつ美味しい、しかもちょっとオシャレな一品ができちゃいますよ!
えぐみが無くてもやってみたいですね~。
以上、えぐみの強いタケノコ対処法を3つご紹介しましたが、これでも納得できん!という方はもう、味の強い料理に使ってみてはいかがでしょうか?
カレーに入れてみるとか、ハーブやスパイスを効かせてみるとか、豆板醤で味付けしてみるとか。
この場合、残念ながらタケノコの風味は感じられなくなりますが、あの独特のコリコリッとした歯応えは残るので、ほんのり春を感じるカレーが作れる…かもしれませんよ?
お試しあれです!
最後に
たけのこはできるだけ新鮮な物を選び、すばやく下茹でしてしまうことがえぐみを強くさせないポイントです。
下茹での際には米ぬかやとぎ汁を使ってください。
えぐみが残ってしまっても、調理法でなんとかできますので諦めないでくださいね!
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タグ:タケノコ