どくだみ茶の効能で花粉症改善?摂取量はどのくらい?
我が家では、6月ごろ庭にどくだみが咲き始めると、母がそれを天日干しして「どくだみ茶」を作ってくれます。
私はけっこう平気で飲むのですが、他には無い独特の香りを持っているので、苦手な方も多いのではないでしょうか?
私の家族は、他の茶葉とブレンドして飲んでいます。強烈な匂いを放つどくだみ、実は様々な効能が期待できることで有名なんですよね。
なんと花粉症にも効くのだとか?本当なんでしょうか?
どくだみ茶の効能が花粉症に効くって本当?
どくだみは「十薬」とも呼ばれ、その名の通りあらゆる症状に効果を発揮する万能な薬草として知られています。
しかも実際には、その効能は10どころではありません。下にいくつかまとめてみましたが、中でも有名なのは、便秘改善や利尿作用などの「デトックス効果」でしょうか?
どくだみの効能
- その1.デトックス
- その2.高血圧を予防
- その3.肌荒れ改善
- その4.炎症を抑制する
どくだみはカリウムを多く含むため、尿の排出を促進します。同じように便の排出を促す効果もあるので、体に溜まった毒素を外へ出す「デトックス効果」が期待できます。
先ほど書いた通り、どくだみにはカリウムが多いので、高血圧の要因となるナトリウムを排出してくれます。なので、余分な塩分を外に出して、血圧を下げてくれるのです。
どくだみには便秘を解消する効果があるので、便秘が原因でできるニキビや吹き出物を改善してくれます。
また、どくだみに含まれるデカノイルアセトアルデヒドには殺菌・抗菌作用があるため、細菌の働きを抑えて肌荒れの原因を取り除いてくれます。
他にも、クエルシトリンやイソクエルシトリンは新陳代謝を促してくれ、肌の生まれ変わりを助けます。
どくだみに含まれるクエルシトリンは、弱った胃腸に作用し、胃壁のただれなどを治してくれます。副鼻腔炎や、アトピー性皮膚炎などの炎症を抑える効果も期待されています。
どくだみの効能を4つ書き出してみましたが、期待できる効果はまだまだたくさんあります!その中の1つが、
花粉症の改善。
花粉症にいいと言われる理由は、どくだみの持つ浄化作用のためではないかと考えられます。
体に溜まった毒素を排出し、血液を綺麗にすることが体質改善に繋がり、結果、花粉症の症状をも改善できるのではないか~、ということのようです。
また、あの特徴的な匂いの原因でもある「デカノイルアセトアルデヒド」ですが、この殺菌・抗菌作用に期待する場合は、必ず生のどくだみを使用してくださいね!
乾燥させると蒸発して消えてしまうそうです。
なので、どくだみ茶ではデカノイルアセトアルデヒドは摂取できなそうですね、残念ですが…。
生のどくだみの搾り汁を使用した青汁もありますし、臭いを嗅ぐだけでクシャミや鼻水が止まる方もいらっしゃるそうですので、試してみたい方はぜひ!
どくだみ茶の一日の摂取量はどのくらい?
どくだみ茶は便秘の改善に役立つということもあって、飲みすぎるとお腹が緩くなることもあるようです。
またカリウムが多いので、腎臓の機能が弱い方がたくさん飲んでしまうと、カリウムが排出しきれずに「高カリウム血症」になる可能性があるみたいですので、腎臓が弱い方は気をつけてくださいね。
ただ、健康な方が1日に飲むどくだみ茶の目安量は1~2リットルだそうなので、そこまで神経質にならなくても大丈夫そうですね!
ちなみに飲み方は、「急須に茶葉を入れ、熱湯を注いで数分待ってから飲む」という、極々普通の飲み方でオッケーなのですが、ヤカンでどくだみ茶を煮詰めて飲む方が、より成分が抽出しやすくなるのでオススメですよ。
また、匂いが気になる方は、フライパンで茶葉を炒ってからお茶を作ると、風味がよくなって飲みやすいみたいです。お試しあれ~!
うちのように庭にどくだみが生えまくってる!という方は、刈り取って、きれいに洗ったのち、根元を上にして1週間ほど干してください。
適当な大きさに刻めば、自家製どくだみ茶の完成です!
最後に
どくだみ茶はその体質改善効果により、花粉症にも緩やかに効く可能性があります。
1日の摂取量は、健康体であれば1~2リットルということなので、特に神経質になる必要はなさそうですが、カリウムが多いので、腎臓の機能が弱い方は飲みすぎないよう注意してください。
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