アカモクにはどんな効果や効能がある?美味しい食べ方も一緒に紹介!

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すごいネバネバしたのが特徴の海藻のアカモクですが、聞きなれないので一体どんな効果や効能があるのか?

購入して手に入れた場合どうやって調理して食べたらいいのか?疑問だらけですよね。

今回はこのダイエットや健康にいいと言われているアカモクの効果効能や美味し食べ方などを紹介しますね。

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アカモクとは?

アカモクはバマタ目ホンダワラ科に属する海藻です。朝鮮半島、中国、ベトナムまで分布しており日本では北は北海道(東部は除く)から南は九州まで日本全土の浅瀬に分布しています。春から初夏にかけて成熟し、一年で約4-7メートルまで成長します。

普通は雌雄異株ですが、まれに雌雄同株もあります。

アカモクは、かきの養殖の邪魔になる、流れてきた藻が網に絡みつき漁の邪魔になるなど厄介もの(邪魔モク)にされていましたが、近年、昆布やめかぶ同様、栄養も優れていることが分かり食用とされるようになりました。

漁師にとっては邪魔者扱いされていた海藻ですが、アカモクのある藻場では、赤潮の原因となるりんや窒素などを吸収し、海水を浄化したり(アカモクが約1平方キロメートル生息することで約5万人の下水処理場の窒素除去率と同等と言われています。)と海水の流れを穏やかにし、藻が海面を覆い直射日光を遮ることで水温が安定し、魚がたくさん集まる良い漁場になるというメリットもあります。

アカモクは、別名でじんば、ぎんば、ぎばさ(秋田県)、ぎんばさ、ギンバソウ(山形県)きば、ばちも、まめたわら、がらも、ながも(新潟県)、ながらも(富山県)はたれもくなど様々な呼び名があります。

アカモクは下処理された状態で、スーパーなどで販売されています。近くのスーパーなどで手に入らない場合はネット通販で買うことができます。

ネット通販では、200グラムパックの10個セットなどまとめ売りが多く、1500円~4000円前後と店によって価格に幅があり、愛知県にある中部国際空港(セントレア)でも空港島の護岸に生えていたアカモクを使った「天然あかもくセントレアの恵み」を販売しています。

食用以外の方法として、宮城県にある末社お釜神社で、藻塩焼きで塩をとる際に利用されています。

アカモクにはどんな効果や効能があるの?

アカモクの水分量は100グラム中90グラム、食物繊維は100グラム中4~7グラムで、ほとんどは水分で残りは食物繊維ということになります。

アカモクはモズクやめかぶ同様、フコイダン、フコキサンチン、アルギンサン、ポリフェノール、食物繊維、ビタミンKを豊富に含んでいます。

めかぶや海ブドウより灰分とタンパク質が多く、タンパク質は真昆布と同じ程度、脂質量は青のりと同じ程度、食物繊維は海藻の中でも一番多いです。

また、カルシウムは昆布、わかめの1.2倍で鉄分はわかめの5.2倍、昆布の3.5倍と言われています。

効果、効能は、

●血圧上昇の抑制
●血中コレステロールの低下
●抗がん作用、抗菌作用
●胃粘膜の保護
●胃潰瘍治療促進作用
●皮膚創傷修復作用
●整腸作用
●ダイエット
●抗ウイルス活性
●抗アレルギー作用
●有害金属の排出

等さまざまな効果があると報告されています。

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アカモクの食べ方は?

スーパーなどで売られているものは下処理されたものなのでそのまま食べらます。もし、生が手に入った場合の処理の仕方は

1、アカモクをよく水洗いする。
2、中心部にある長い茎を上部から下に向かってしごくと、小さな茎が取れる(この部分が食用になる)
3、食用の部分をもう一度流水で洗い、熱湯で数十秒ゆでて水にさらす。

これで、販売されているアカモクと同じ状態になります。

アカモクに含まれるフコイダンは熱に強く調理で栄養が損なわれにくいので、熱を通した調理方法でも問題はありません。また、海藻類特有の磯の香がし、味はたんぱくなので何にでも合います。

そのままの食べる場合は、ねぎや、鰹節、梅干し、生姜、ワサビなどのお好みの薬味と一緒にお醤油で食べたり、サラダに混ぜてマヨネーズをかけて食べる。納豆に混ぜる。卵かけごはんに入れる。冷ややっこの上にのせるなど。

火を通す調理法は、わかめの代わりにお味噌汁に入れたり、卵を落として中華風スープにしたり、天ぷら、卵焼き、雑炊、お好み焼きの長芋の代わりにしたりなどアイデア次第で様々な料理に利用できます。

お薦めは、フコイダンを吸収しやすくする酢(三杯酢、ポン酢などお好みで)と一緒に食べることです。アカモクはねばねばした粘り成分のフコイダンを豊富に含んでいます。

フコイダンは多糖類で、硫酸化フコース(L-フコース)の中の糖に硫酸基が付着して六角形の形をして連なっています。この連なった状態で食べるよりもバラバラにしたほうが消化吸収率が上がります。

これを分解するのが酢の酢酸の力です。分解することにより、栄養が吸収されやすくなります。酢酸の力で、アカモクの食感は柔らかくなりますので、コリコリした食感が好きであれば酢をかけないで食べてください。

アカモクに副作用などの報告はある?

アカモクには様々な健康効果はありますが、副作用は特に何も言われていません。

しかし、食物繊維(水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二種類含まれる)が豊富なので食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあるかもしれません。

また、海藻に含まれるヨウ素(ヨウド)の取りすぎで甲状腺機能亢進症(バセドゥ病)などの心配はありますが、普通に食する量でしたら問題はないです。

注意(すでに甲状腺機能亢進症の人、妊婦の方は普通の量でも気をつけたほうがよい場合もありますので主治医に相談してください。)

アカモクにはこんな口コミがあります!

アカモクをネット通販で購入した人の口コミを抜粋してみました。

●アカモクは癖がなく何にでもあう。
●こりこり歯ごたえがあっていい。
●磯の香りが食欲をそそる。
●ダイエット効果が期待できそう。
●飽きない。
●粘りがすごい。
●癖になる。
●もずくよりこちらが好き。などと大体は高評価のようです。

少数ですが、アカモクの採れた場所によって磯の香りが強いものが
あるようで、磯の香りが気になる人もいるようです。

まとめ

最近話題のアカモク。以前は食べられることなく廃棄されていたなんて勿体ない。

ほかの海藻類より多く含まれる栄養素もあり、様々な健康効果が期待できる優秀な食品の一つです。

アイデア次第で調理方法も無限大に広がります。私はまだ食べたことがなかったのですが、これを機に食べてみたいと思いました。

あなたも一度食べてみませんか。

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